69 sixty nineを。

見てきただよ。うーん、青春。
バリ封に至るまではちょっとだれた感じもあったけど、
それ以降は全速力でした。
今度原作も読もっと。
もちろん僕は1969年に生きてたわけではないので、
当時の政治・社会・文化とかをリアルには理解できないのですが、
不思議な魅力を感じます。
僕が高校3年生という時間を生きた1997年と比べて、
まるっきり違う世界とまるっきり同じ世界が同居してる。
そして、1969年という物語の世界自体にも
学生運動や反体制といった思想と、
問答無用で突き抜けた青春バカアホパワーが同居していて、
僕はそういったアンビバレントな世界観に異様な執着がある。
今の自分を構成しているあらゆる価値観が、
そういった「矛盾する2つの概念を内包しうる」
ということに派生しているように思う。
別に69ってそんな小難しい話ではないんだけど
(オフィシャルにも書いてあるしね)、
僕がこの映画に惹かれるのは、たぶんそういうことなんだろうな。
なんて、ちょっと考えました。


あと、エンディングテーマがCHEMISTRYなんだけど、
結構いい曲だなーとか思ったら、作曲がSPANOVAだった。
なつかしー。って今でも普通に活動してるんだね。
高校生のとき好きだった。
ミュートマに熱狂していたあの頃。
年をとってしまったな。
いけないいけない。