ライブでした。

3ヶ月ぶりぐらいのライブ。
なんだか本番直前まで憂鬱でしかたなく、
精神状態がちょっと本気で異常な感じでしたが、
演奏してるうちに回復してきました。
音を聞いていたらその力で。
なので、まあ自分としては
いつもよりいっぱい間違えたけども、
こんなもんかなと思いました。
でも、メンバーは最悪だったと言っており、
さらには記憶から消して欲しいとまで言い切っていて、
やっぱり音楽的にはそんなによくなかったのかもしれません。
来てくれた人は、みんなそれなりに
「よかったよ」とか言ってくれたけど、
あまりに歌ってる本人がそれと反対のことを言うので、
みんなは本心で「よかった」と言ってくれてるのか
疑心暗鬼になってしまいます。


冷静に音を聞いて、周りを見てというのを
目標にしていたのですが、
やっぱりあまりお客のほうに
意識を向けてってことは
振り返ってみると全然してなかったな。
でも、なんか赤ちゃんを連れてきてる人がいたんだけど、
その赤ちゃんがじっとこっちを見て
聞いてくれてるのが視界に飛び込んできたとき、
今出してるこの音は、心地よい音なのかもしれないと
演奏しながらふと思いました。
例えばノイズを美しいと思う感覚っていうのは
わりと後天的というか、
次元として複雑な感情だと思うのですが、
赤ちゃんが反応してくれてるってのは、
もっと根源的で普遍的な美しさなのかと。
そういう音が出せてるのかなと、
ふと思ったんですよね、吹きながら。
まぁでもたぶんそれも気のせいなのでしょう。
今となっては、もうよくわかりません。