歌を歌う僕。

僕の周りには何人かの絶対音感の持ち主がいるんだけど、
その中でも最も鋭い音感を持っている子と
今日色々話してたら、ちょっと面白い発見がありました。
それは平均律純正律についてなんだけど。

つまり、ピアノで絶対音感を身につけた人は
平均律でピッチが記憶されるから、
純正律でのハモリの音程がとれないということ。
僕はあんまり詳しくないからよくわからないんだけど、
人間が自然に聞いて「調和している」と感じる和音の響きは
純正律のピッチなのだそうです。
ところが、純正律に比べて平均律のピッチでは
3度の音程がかなり高くなるんですね。

その人はアカペラサークルで歌を歌っているんだけど、
それゆえハモる時に自分の頭の中の音程そのままで歌うと
きれいなハーモニーにならなくて、
「ピアノの音程で歌ってる」ってよく注意されたそうです。

これは実は僕にも経験があって、
あの、Nanaの曲で「アカシアの木の下に君」って曲が
あるんですけど、ライブのとき僕はちょっとコーラスもやるんですが、
このとき自分の音程がすごいずれちゃって困ったのね。
具体的に言うと、サビの「アカシアの光と影は〜♪」ってところの
影の「か」なんですけど(細かいな ^_^;)、
ギターのコードがAで、
まぁ、要するにラ・ド#・ミっていう和音なんですけど、
それでボーカルのメロディーがEで、僕がCisを歌うんですよ。
そのとき、なんだか知らないんだけど、
自分の中のCis通りに歌うと、すごい高くなっちゃうの。
ライブでコーラスやることになって、
「絶対にきれいにハモらせなきゃ」って思って
厳密にピッチ取ろうとして初めて気がついたことでした。
実際、ボーカルラインをよーく聞きながら
ものすごーく低めにとらないと、全然はまらないのでした。
今度ライブかなんかのときに、
「アカシア」を聞く機会があったらよく聞いてみてください。
僕がなんかとちってたら、それは絶対音感のせいなのです。
といって言い訳(笑)。