HAYFEVER

なにしろこの時期、ティッシュが必需品である。
外界は花粉パラダイス。
特に電車の中ではひどい。
花粉の濃度が違うのが明らかにわかる。
体が反応する。

とゆーわけで、電車の中では
ものすごい量のティッシュを使う。
当然十分な量を持って外出するのだが、
たまに出かける前の
バッグ内ティッシュ残量チェックを
忘れてしまったりすることもある。
電車の中で気づいたときはすでに遅し。
ああ、残り少ないティッシュがなくなっていく。
大事に使わなくちゃ。大事に大事に。
それでも鼻水は止まらない。
そして、ティッシュが尽きる。
地獄の始まりである。

頑張れ自分。もうすぐ駅につく。
もうすぐ、もうすぐ。
自分を騙しながら鼻をすするも、
鼻が詰まって息を吸うことも吐くこともできない。
したがって、1度使ったティッシュ
再利用することとなる。
クチャッとなった使用済みティッシュで鼻をぬぐう。
いと恥ずかし。

駅につく。
改札を足早に出て、ティッシュを配る
茶髪の兄ちゃんめがけて突進する。
しかし、こういうときに限って
突然側方からオヤジがおもむろに現れ、
僕のものとなるべきティッシュを奪ってゆく。
あるいは、こういうときに限って
ティッシュを配ってる人がいなかったり。
いても、テレクラ系ので男はもらえなかったり。

僕の研究によると、
街頭で配られるティッシュは、
大きく分けて3種類の系統がある。
すなわち、サラ金系・テレクラ系・キャバクラ系の3つである。
サラ金系は男女共にもらえるが、夜にはいない。
テレクラ系は夜にもいるが、女性しかもらえない。
そして、キャバクラ系は男性だけがもらえるのだが、
人によってはティッシュを受け取ると
でかい声で「お待ちしております」とか言われるので
結構恥ずかしい。

色々とティッシュをもらうのにも悩んでしまう。
花粉のおかげでこんなことまで考えなくてはならない。
やれやれ。