海が聞こえる。

今日、生まれて初めて歌舞伎を見てきた。
一応これもお仕事なのさ。

歌舞伎というのは、調べてみると面白いもんで、
なんちゅーか、理屈はどーでもいいらしいのね。
話の筋とか冷静に考えると
全くなっちゃいなくて矛盾だらけなんだけど、
カッコよければそれでよいというのが
基本コンセプトなんだそうで。
そういうわけで、歌舞伎の精神は
ある意味ロックなのであった。
細かい事こちゃごちゃ言ってんじゃねーよ、みたいな。

三味線も聞いてるうちに、なんかじわじわと来る。
まぁ、劇中のBGMみたいなもんなんだけどさ、
なんか孤高って感じでかっちょいいのだ。
弾きながら、「ハッ」とか「ヨッ」とか
粋な掛け声をあげたかと思うと、
なんかスラップベースみたいな音で
べんべん激しくなったり。
またある時は、しみじみ悲しく。
和楽器は良いねぇ。

ところで、W杯は引き分けでしたね。
なんかテレビで点が入ると
家の外から歓声が聞こえてきてびびった。
紅白よりも視聴率高いらしい・・・。