Cell

あらゆる境界線を自由に行き来したいと思う、今日この頃です。
例えば、ハ長調とかヘ長調とかいう12の音階。
例えば、学生とか社会人とかいう身分。
例えば、男とか女とかいう性別。
あらゆる社会的な枠組みから、自由でいたい。
「あなたはここ」なんて言って、
僕は細々とした箱の中に分類されたくない。

昔、浜崎あゆみが何かの映画で
「私が男でも、私の事を好きでいてくれた?」
ってなニュアンスのことを
好きな男の子に聞くというシーンがあった気がするんだけど、
これはなかなか奥の深い言葉ではないか。

それで「いいえ」と言われてしまったら、
じゃあ自分から男であることとか女であることを引き算した
残りの自分っていうのは、一体なんなんだろう。
そっちの方が、自分の本質ではないんだろうか。
そんなことを考えると、
なんとなく、少し、寂しいような。

(その点でバイセクシャルと呼ばれる人々は、
どこかものすごく解放されているように思える)

いちいち規定されていたら、やりきれないでしょう?
その寂しさを振り払うために、
僕には音楽が必要だなぁ・・・。