禁じられた遊び。

我が家にはその存在を封印された

エレキギターがあるのであった。

もう何年も前に自分で買ったのだけど、

ある日ギター弾きの友人に言われた

「なんでそんなメタラーみたいなギター買ったの?」

との一言で、その楽器に対する愛着が一瞬で消え去り、

それからずっと放置されている悲しい楽器である。



もともとその楽器を選んだのは

触り心地が木っぽくて

なんか家具みたいで気持ちいいという

ギタリストの観点からしてみれば

ありえない理由だったため、

どういうモデルがどういう音楽的記号を

帯びているのかなどということは

考えもしなかったのである。



「なんでこんなギター買ったの?」との問いに

「えっと、なんか木みたいでー」と

必死に説明を試みたものの、

「いや、それ塗装薄いだけだから」と撃沈され、

おかげで何年もの間サビとホコリにまみれて

部屋の隅で黙殺されていたそのギターが

ついに今日、やなじくんの

ワルツギタースタジオへ届けられ、

生き返らせてもらえることになりました!



これからはちゃんと使ってあげよう。

うんうん。