Philosophy (続き)

これはつまり、「か」と「が」が聞き分けられない、
聞いても同じ音にしか聞こえない、ということです。

韓国語で実際に発音される音は、
語頭では「か」に近い音で、語中では「が」になるんですが、
自分では語頭でも語中でも同じ音を発音してると思ってる。
日本人が聞けば、「か」と「が」って明らかに全然違うのに、
同じ音をしゃべってるし、
同じ音にしか聞こえないって言うんですよ!!
どうしてわからないの!?

でも、僕はじゃがいもの「じゃ」と肉じゃがの「じゃ」って
同じ音をしゃべってるし、同じ音にしか聞こえないけど、
その人が聞くと「全然違う音なのに、なんでわからないの?」
ってことになる。

その言語ごとの音素設定ってすごく恣意的で、
とっても面白いと思う。
そして、こういう音韻論って
一応知識として、頭ではわかってたんだけど、
実際に韓国人とそういう話をゼミでしてみると、
こう、やっぱカルチャーショックなわけよ。
なんか妙に、
「ああ、この人と僕の音に対する脳みその働きって
全然違ったシステムの上で動いてるんだ」
ってすごく感じて、感動してしまいました。

てゆーか、なんで今日はこんなに
真面目な話を熱く語ってるんだ、自分よ。
なんか恥ずかしくなってきたので
これにておしまい。なはは。