劇的な瞬間。

ここんとこよく悪夢を見る。
悪夢といっても、すごい怖くてうなされるようなものではなく、
別に怖くはないんだけど、後味が非常に悪い夢。

昨日はなんともスケールのでかい夢だった。
バスタブの中に緑色の水が入ってて、
これはつまり藻とかプランクトンなんだけど、
そっから陸上での生活に適応した生物が現れて、
どんどん進化していき、やがて人類がこの世界を支配する。
僕はバスタブの中から人類が生まれるのを見ている。
僕はバスタブを見ていたはずなのに、
いつの間にか舞台は世界に拡大していて、
僕は世界に存在している。

そのうち、たくさん増えた人間が
政治思想とか宗教とかの違いで殺し合いを始める。
知っている人たちが捕まったり逃げたり死んだりする。
捕虜になっているこいけ氏が
牢獄の物凄く高い外壁をよじ登って、逃げようとしているのか
もう諦めてるのかなんだかわからんけど、
外にいる僕に何かを叫んでいて、
とにかく僕は彼に何かを託されたらしく、無我夢中で逃げるのだ。

僕は、JR長津田駅の券売機のところで
人類最後の生き残りである飯島愛
(この設定、我ながら謎すぎる・・・)
息絶えるのを確認したら、自動改札を通り抜ける。
そして空が真っ赤なのに気付き、ふと上を見上げたら、
その瞬間に一気に舞台が最初のバスタブに収束し、
人類が滅び、進化の過程を遡るように地球の生命が退化していき、
最初の緑色の水に回帰するのを、僕は1秒で感じる。
僕はバスタブの中の緑色の水を見ている。
そして、目が覚めた。

今日見た夢はもっと後味が悪い。
僕は従妹と一緒に歩いている。
従妹が昔通っていた幼稚園へ向かっているのだ。
しかし、どうしたことか、幼稚園が近づくにつれ彼女の体は縮み始め、
到着するころにはすっかり餅のような形になっている。
僕は従妹に何か幼稚園の頃のことを覚えてるか尋ねると、
彼女は「途中で担任が○○先生から△△先生に代わった」
と答える(名前はさすがに忘れた)。

○○先生は今どこにいますかと僕が幼稚園の人に尋ねると、
××山で暮らしていると教えてくれる。
従妹は懐かしさに顔を歪め、僕の手のひらの上で
正視できないほどにげちょげちょの形状となり、
僕はガラにもなく「よかったね」などと優しい言葉をかけるのだが、
心の中で気持ち悪いと思っている。
そこで目が覚めた。

はぁ。ブルー。