Room #1102

どっかで人が死んだり、人が死んだり、
人がいなくなってしまった。
世界中の人間が全員ふっとんで消えるよりも
たった一人がいなくなるほうがよっぽど重かったりする。
誰だか知らないけど。
ごめんね。
なんか空回りの日々でした。
一体・・・。

そして、他人の中の自分の微小さと、
自分の中の他人の微小さにはほとほと嫌気がさしてくる。
どんな言葉を選んでも、
辞書の見出し語の順列組み合わせだ。
偉そうなこと言っちゃった。
声に出したわけではないけれど。

絶対に届かないと思い知らされた。
誰かの記憶の中でしか生きられない死者。
生き続ける死者。

ああ、どうしていつも日常というのは
突然に壊れてしまうんだろう。

いいえ、本当は自分には関係ない話。
もう、いつかの誰かに過ぎないんだろう。
輪郭がはっきりしない、のっぺらぼうのように。

一生懸命検索したけど、見つからなかったよ。
世界って実は広いらしい。
コミュニケーションは難しい。
絶対に入れないし、入られない。
顔を使い分けてさ。

さぁ。明日からは何をしようかな。
今日は髪を切った。高校球児みたい。