めくれたオレンジ(続き)。

「罪のない仲間がやられた! → やり返せ!」
っていう思考の流れは、
やっぱりこれにどこか似ているような気がする。
テレビに映るのは現実のキレイな面だけだから。
自分から知ろうとしなくちゃ、なかなかわからないよね。
人が死ぬということは。

物を感じ考え動いてた人が、
ただの物体になってしまう意味を。
空爆でやられてしまうであろうアフガン人が
どういう形状の物体に一瞬で変わってしまうのか。
マンハッタンの瓦礫の下に埋まっているそれらと
何がどう違うというのだろう。
どこまで変形しうるのか。
どれだけ体が脆いものなのか。
TVに映らないその場面を
全人類は想像しなくちゃいけないよ。

なんてことを思ったのはね、
インターネット上では、あの〜、いろんな人がいっぱいてさ、
興味本位で死体画像を収集してたりする
よくわからん人がいるわけじゃない。
掲示板に画像のリンクはって、
人びびらせて楽しんでたりする輩が。
大抵の人はそういうのって
まさに興味本位でやってんだと思うんだけど、中には真面目に
自殺や若気の至りによる不注意な事故なんぞの
愚かしさを訴えてるサイトもあったりするわけ。
たまたまそういうとこに足を踏み入れてしまってさ、
そしたらなんか思ったんだよね。
ああ、現代人はみんな想像力が欠如していると。

ま、そんな偉そうなこと言える立場でもないけど。
ちょっと語ってみました。