呼吸。

リリイ・シュシュのすべてを見てきた。
どーもあんまり好きじゃなかったなぁ。
14歳の、リアル。
本当にこれはリアルなのだろうか、とか思ったです。
どーもこりゃ大人から見た子供って印象を
僕はうけたけど。

なんかさー、中学の入学式のシーンとかあるんだけど、
全然中学生じゃないよ、ありゃ。
みんながみんなでかいし、声変わりしてるし、陰湿だし。
こんな中学1年のクラスはいやだ〜。(^_^;)
いやー、僕も今中1の男の子カテキョーで教えてるけどね、
この映画で描かれてる中学生像は
あまりに世間一般の中学生からかけ離れてるように思える。
高校生ならまだわかるけどさー。

予告編でも出てくる
「ばかやろー、誰がレイプしろなんっつたよ!」
とか叫ぶ女の子は、時代錯誤も甚だしいのでは・・・。
今時こんなスケ番みたいなヤツはいないって。

13、4歳なんて、絶望を絶望として認識することなんて
まだまだできない年齢じゃないか?
映画の中の中学生たちは、
世界や自分をあまりに深く理解しすぎていた。
それとも14歳の頃の自分が
あまりに子供だったんだろうか。
わかんないけど。

前編を通してドビュッシーの曲が
これでもかってぐらいガンガンかかるんだけど、
いったいどうしてドビュッシーの曲に
こんなイメージを見れるのかがわからなかった。

音楽自体はすごくよかったよ。
架空の歌手リリイ・シュシュの曲も
個人的にすごい好み。
なんだかんだいって、小林武史は好き。
それに、描こうとしている世界観も
個人的には共感できるし、好き。
要は設定の問題だわな。

今現在14歳の人が見たら、
またきっと違うのかもしれない。
しかし、あのカテキョーの生徒を思うとなぁ。
どーもやっぱり、ねぇ。

あ、あと話は変わるが、
ゼミの卒論中間発表が終わったから、
またしばらくのんびりできて嬉しい♪
ここんとこ微妙に忙しくてさー。
日記の更新もまちまちだったけど。

あ、でも冷静に考えると
のんびりもできないか。
色々バンドの練習とか入るし。
やれやれ。

ちなみに上記リンク先の
リリイ・シュシュの公式HPで
文字化けしたような文字が出るのはわざとなので
エンコードとかいじくらないように。念のため。